というのも、『ゲームマーケット2015秋』にゲームマーケット初参加の友人夫婦KとSを連れて行ったので、せっかくだし初めて参加した感想を2人にインタビューしてみた次第です。
ですが、私ルーシーのインタビューっぷりがポンコツで音声では聞けたものではないので、内容を文字に起こしました(笑)
興味はあるけどまだゲームマーケットに参加したことがない人には、ゲームマーケットってこんな感じなんだというのを感じてもらえればいいなと思います。
また出展側の方には、初めてゲームマーケットに参加する人がどんな印象を受けたのかが、興味深いんじゃないかなと思いました。
つたない文章ですが、お楽しみいただけると幸いです。
もくじ
●参加者紹介 【家にアナログゲームってあった?】
●第一印象 【ゲームマーケットの"手作り感"】
●気になったブース 【犬猫は可愛いという話】
●欲しくなるゲームとは 【好きなものはやっぱり気になる】
●予算の話 【あるライトユーザーの予算の目安】
●試遊の話 【やっぱり遊ぶと欲しくなる。でも試遊で心配なのが...】
●最後に 【次回に向けてのこと】
●おまけ 【ボードゲームってなんだ?】
---登場人物---
ルーシー:インタビュアー。システムエンジニア。
蕪木Pの高校からの友人。
蕪木Pの影響でアナログゲームにハマり、友人を巻き込んで遊んでいる。
好きなゲーム → 犯人は踊る、アドベンチャラーズ ホルスのピラミッド、王への請願、トゥルネー
友人K:旦那。出版営業。
ルーシーの幼稚園からの友人。
TVゲーム、漫画、アニメ好き。一番好きなのはミステリ小説。
ルーシーの誘いでアナログゲームを遊び始めたので、アナログゲーム歴は2年程度。
コミックマーケットやデザインフェスタ、東京ゲームショーなど、イベント事にはよく参加する。
好きなゲーム → 犯人は踊る、ヒットマンガ、ドラスレ
友人S:嫁。経理事務。
友人Kの高校時代の同級生→嫁。
ゲームで遊ぶといったら、もっぱらニンテンドー3DS。最近は立体ピクロスにハマっている様子。
ルーシーが一緒に遊ぶようになったのは結婚してからなので、アナログゲーム経験は一番少ない。
ただインタビュー中、過去に家族で海戦ゲーム(バトルシップ?)(※1)を遊んでいたことが判明する。
好きなゲーム → 犯人は踊る、カルカソンヌ
ゲームマーケットの後に友人宅で『大怪獣コトバモドス』(一年中未来様)を遊びました。
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●参加者紹介 【家にアナログゲームってあった?】
ルーシー(以下、ル):どうも、みなさん。ルーシーです。友人夫婦のKとSとゲームマーケットに行ってきたので、ついでに感想のインタビューに付き合ってもらうことにしました。というわけでゲームマーケットの感想を聞く前に、まずは二人の子供の頃のアナログゲーム体験を聞きたい。
友人K(以下、K):Kです。小学校に入るか入らないかの頃に友達の家にあったモノポリーとかで遊んだくらいで、実家には置いて無かったなぁ。姉がいるけど、家では一人でTVゲームしたり本読んだりしてて家族とは遊ぶことなかったし。
友人S(以下、S):Sです。私はトランプとかウノとかオセロとか...お兄ちゃんと一緒に桃鉄(※2)をやったくらいかな。あとは、ポケモン(※3)のカードを集めてたよ。戦うためじゃなくて絵が可愛かったからだけど。
ル:では、現在は?といっても俺が持ってきたゲームしか遊んだことないだろうから、持ってるゲームで最近他の人と遊んだりした?ゲームマーケットに行く前の二人の所有ゲームは『犯人は踊る』だけだったわけだけど。
S:いとこの小学生の女の子と会う機会があったので、その家族と一緒に遊んだよ。ゲームマーケットでも、その子と遊べるゲームはあるかなと思って見て回っていました。
●第一印象 【ゲームマーケットの"手作り感"】
ル:では、実際にゲムマに参加してみてどうだった?人数とか規模感とか、会場の雰囲気とか。
K:開場にあわせて10時過ぎくらいに待ち合わせたら駅に着いた時点で結構な人がいて驚いたけど、ほとんどデザフェス(※4)の参加者だったから、ゲームマーケット自体の規模はまあこんなもんかって感じ。多いとは感じなかったかな、むしろ少ないくらい。
(当日の朝10時過ぎ。複数のイベントが開催されていたので、会場付近は結構混んでいた)
S:私としてはちょうど良い規模感だったかな。一通り見て回れたし。これ以上大きな規模になると全部回りきれなくなりそう。入口とか受付は、なんていうかちょっと簡素っていうか...(笑)手作り感をすごく感じたかな。有志でやってますって感じがしたよ。
ル:そこにはあまりお金かけられないんだろうけどね(笑)入場待ちの列に並んだのが10:30くらいだったけど、何分くらい待った?俺は前売り券を持っていたから待ち時間なしで先に入っちゃったけど、列に並んだら入場券を買わないといけなかったよね。
K:列はスムーズに動いてたし、そんなに待ったって感じはなかった。チケットも特に手間取ることなく買えたし、並び始めてから10分くらいで入れたかな。
ル:実際に入ってみての感想はどうだった?
S:さっきの手作り感ってのもそうなんだけど、みんな好きなことの為に集まってるからか楽しそう。私も試遊卓とかで遊べたしゲームも買ったし、楽しかったよ。
K:まあ全体的な雰囲気は楽しそうなんだけど、「うちのサークルはここですよ」みたいなのが無いから迷う!ブース番号も見つけづらいから結局どこに何があるかわからなくて、何から手を付けていいかがわかないんだよなぁ。
ル:ブースが目を引かないってのはあるのかな。
S:何も知らないで行くとどれも一緒に見えちゃうってのは、あるかもしれないね。
K:そういう意味だと、うちは今回こんなゲーム作りました!っていう感じで世界観を前面に推してくれるとうれしいかもな。あとは、人だかりができてると気になっても何があってどんなゲームなのかが見えないんだよね。できたら人の背丈より高いところに何らかの情報があれば助かるんだけど...ポスターとか作るのはお金がかかるのかもしれないけど。
(会場内の様子。やはり大きな看板は目を惹く)
●気になったブース 【犬猫は可愛いという話】
ル:そんな中で気になったブースあった?ちなみに今回Kが買ったゲスラブ(※5)も、発端はしらたまゲームズさんのブースにあった犬のキャラクターイラストにSが興味を持ったんだよね。
S:あのキャラ可愛かった!あとは『ねこばば』(river games様)のキャラクターも可愛いくて気になったな。そう言えば猫のキャラクターが多かったよね...(笑)やっぱり雰囲気がいいと気になっちゃう。
K:そういう意味だと『涙のフェッス』(大気圏内ゲームズ様)のところは目を惹いたなー。前情報も全然知らずに歩いてて見かけただけだったけど、その場で欲しくなったし。ルーシーが買うって言ったから買わなかったけど、あのタイミングで聞いてなかったら買ってたと思う。
●欲しくなるゲームとは 【好きなものはやっぱり気になる】
ル:ミステリ好きのKはミステリモチーフのゲームとかあったら気になる?
K:そりゃ気になるよ。『犯人は踊る』が好きなのも、ゲームとして単純に面白いってのもあるけどミステリテイストなのはデカかったと思うし。あと、会場で欲しくなったミステリテイストのゲームがあったんだけど売り切れてたんだよなー。『放課後7不思議』(おいしいたにし様)っていうゲームなんだけど、あのサークルはゲームブック(※6)とかも作っててすごい気になった。
ル:それこそあそこのブースは看板が印象的で、目を惹く感じだったよね。Sは気になるモチーフとかある?いとこの女の子と一緒に遊びたいゲームは見つかった?
S:王様のマカロン(※7)は買ったよ。事前に調べてた時に鍋野企画さんのサイトで見てたし、可愛くてぴったりだったから買っちゃった。あとは、『SwanDate』(decmee様)のところは売り子の人が同い年くらいの女の人で、デザインも可愛かったから気になったんだけどマカロン買っちゃってたのと、Kと2人ゲームやるのもなってのがあって(笑)
(友人宅にて『王様のマカロン』を遊ぶの図。右手奥にはゲスラブも見える)
●予算の話 【あるライトユーザーの予算の目安】
ル:予算問題は難しいところですな。ちなみにSとしてはどれくらいなら手を出せる?
S:まあ、1000円切っててくれるとありがたいけど...(笑)
K:カードとか内容が充実している奴は、その額だと難しいんじゃないのかなぁ。
S:装飾とかが凝ってるのはわかるけど、それ以上は安い買い物じゃ無くなっちゃうから。
ル:そうかー。でも1000円切ってるゲームは少ないなぁ...と言うことは3000円くらいになると?
S:その額だとちょっと...
ル:じゃ、2000円だったら?
S:うーん、どうしても欲しかったら...かな。でもやっぱり買いだすとキリがなくなっちゃうのが怖くて。
ル:まあ、ライトユーザーだとそんなもんなのかもね。ちなみに1人でやったり2人でやったりするゲームは遊ばない?
K:そもそも1人とか2人とかでできるゲームで面白いゲームがあるかを知らないからなぁ。俺は面白けりゃいくら出しても買うけどね。
S:まず面白いかどうかがわからないから、せっかく買ったのに一回やって終わりってならないかが心配になっちゃう。そういう意味だともっと試遊すれば面白いゲームを見つけられたのかもしれないけど。
●試遊の話 【やっぱり遊ぶと欲しくなる。でも試遊で心配なのが...】
ル:それじゃ入ってすぐに3人で試遊したけど、どうだった?やっぱり飛び込みで知らない人と遊ぶのはハードルが高いのかな。
S:遊んでみて面白かったんだけど、最初の方に遊んだから踏ん切りがつかなかったんだよね。他に欲しいものができちゃうと困るから。あと、初対面の人とだとっていうよりも、その場でルールが理解できるかが一番心配になっちゃうかな。せっかく試遊してもよくわからないまま終わっちゃいそうで、なんだか手が出なくて...。
K:いざやってみたら面白かったり欲しくなったりするんだろうけどな。
●その他 【雰囲気に騙されるな!?】
ル:他に気になったゲームはある?
K:ゲームマーケット大賞(※8)をとったゲームは気になったな。あれは試遊してみたかった。
ル:やっぱりフィーチャされてると目に入りやすいよね。
S:あのゲームは見た目もおしゃれで気になったなぁ。やっぱりゲームの内容にしても全体的にどうしてもマニアックな印象を受けるから、カジュアル感があると入りやすさはあると思う。可愛いブースとか、おしゃれなブースは気になっちゃう。でも、気持ちとして雰囲気に騙されちゃダメだみたいなのもあって(笑)
ル:Sは過去に何があったの(笑)でもまあ、確かに見た目だけだと面白いゲームか判断はつかないよね。やっぱり試遊してみないとわからないってのは大きいのかもな。
(大賞発表の様子。S曰く「表彰台も手作り感があふれていた」とのこと)
●最後に 【次回に向けてのこと】
ル:さて最後の質問になりますが、次回も行きたいですか?
K:行きたい!今回気になったのに買えなかったものもあるしな!
ル:では、次回参加に向けて準備しておきたいこととかは?
S:ルーシーが持ってきた前売りのカタログを見てると、結構見落としてるサークルが多いなって思うから事前にもっと調べたいかな。ゲームマーケットのホームページも見たけど、どんなブースがあるのかわかりづらくて...。カタログってどこで売ってるの?
ル:ボードゲーム売ってるような店舗なら売ってると思うよ。イエローサブマリンとか、すごろくやとかR&Rステーションとか。本屋では見かけたことないけど...
K:ちなみにこれってISBNコード(※9)付いてる?
ル:何それ(笑)
●おまけ 【ボードゲームってなんだ?】
S:この番組ってボドゲ仕掛けのオレンジってタイトルだけど、ボードゲームってカードゲームも含まれるの?
ル:それなー。厳密にいうと別物かな。『犯人は踊る』はカードゲームって言った方がしっくりくるし、『カルカソンヌ』とかはタイルゲームって感じだよね。Sはボードゲームって聞くと、どんなものを想像する?
S:ボードゲームって聞くと、まずフィールドがあって...みたいなのを想像するけど。そもそもあまりゲーム自体を知らないから、色々と見てみたいな。ゲームマーケットは小さなサイズのものが多かったし。ボードゲームができるカフェとかあるんだよね。
ル:そうそう。1時間いくらでゲーム遊び放題みたいなシステムでね。ゲームは貸してくれるし飲み物を売ってるところもあるみたい。俺が持ってるゲームより、もっとボードゲームっぽいボードゲームがあると思うよ。
K:ボードゲームっぽいボードゲームってなんだ(笑)でも、ゲームマーケットに参加して色んなゲームとかサークルを見てると、自分でもゲーム作りたくなってくるな。
S:それ、私も思った(笑)
※※※
<<注釈>>
※1 海戦ゲーム
2人対戦用のテーブルゲーム。戦艦ゲーム、軍艦ゲームなどとも呼ばれ、幾つもバリエーションが存在する。
配置の見えない相手の艦隊の位置を予測し、自分の艦隊が撃沈される前に相手の艦隊を全て撃沈することが目的。
SF映画『バトルシップ』は、その派生ゲームが原案となっている。
※2 桃太郎電鉄
鉄道会社の運営をモチーフにしたボードゲーム形式のコンピュータゲームシリーズ。
日本のコンピュータゲーム界におけるボードゲームの雄であり、友情クラッシャー(※2-1)としても名高い。
”桃鉄”の愛称で親しまれ、アナログゲームに興味はなくてもキングボンビー(※2-2)はわかる、という人も多い。
※2-1 友情クラッシャー
複数人で遊ぶことが推奨されるのに、複数人で遊ぶと信頼関係が崩壊するようなゲームのこと。
ボドオレ面子は総じてメンタルが弱いため、この手のゲームをあまり好まない傾向にある。
※2-2 キングボンビー
同作に登場する、ゲーム進行の邪魔をしてくるキャラクター。
ド派手なメイクに前貼り一丁という強烈なデザインと容赦のない仕打ちは、少年少女たちの心に多大なインパクトを残した。
※3 ポケットモンスター
すぐるが好きなゲーム。縮めてポケモン。
※4 デザインフェスタ
東京で開催されるアジア最大級の国際的アートイベント。
開催回数は35回を超え、1万名を超えるアーティストが集まる。 オリジナル作品・表現であれば審査なしで、どんな人でも出展する事が出来る。11/22(日)は東京ビッグサイトの別館で二日目が開催中であった。
ルーシーも10年くらい前はしょっちゅう参加していたが、最近イベントの雰囲気が変わってから足が遠のいている。
※5 ゲット★スイートラブ
しらたまゲームズ様が出している、可愛い女の子をゲットするゲーム。
Kは勢いで買ったが、DCBS(ダイレクト・キャラクター・ビルトイン・システム)やFECS(フリークエンシー・エンゲージメント・コントロールシステム)など、斬新なシステムがお気に召した様子。
三人でやったが、Sも(たぶん)楽しんでいたので何より。
※6 ゲームブック
読者の選択によってストーリーの展開と結末が変わるように作られている本。
例えば物語の中で「昇りと降りの階段がある。昇り階段を進むなら30ページへ、下り階段を進むなら154ページへ」といった具合に分岐が発生する。
対象年齢にもよるが、間違った選択肢を選ぶと大抵死ぬ。
Kは子供の頃大層ハマったようで、かく言うルーシーも小学生の頃ポケモンのゲームブックが大好きだった。
※7 王様のマカロン
ルーシーと友人夫婦が三人とも大好きな『犯人は踊る』の鍋野企画様が出しているゲーム。
とにかく可愛い。あとワンモアゲーム!様の『ボードゲームおぼえがき(※7−1)』に収録されている開発秘話が泣ける。
※7-1 ボードゲームおぼえがき
ワンモアゲーム!様がゲームマーケット2014秋で頒布した本。
蕪木Pも、ショップ店員目線でどんな外装だと手に取られやすいか語るというニッチすぎる記事「箱にかんするエトセトラ」を寄稿しておりチェック表までつける徹底ぶりに一部で反響を呼んだ模様だが、ルーシー界隈はそのあまりに辛辣な文面に恐れおののいたという。
なお、蕪木P本人は「もう少し柔らかい感じにすればよかった...」と後悔している模様。
俺は好きだけどな!
※8 ゲームマーケット大賞
ゲームマーケット運営局が主催となって、日本国内のアナログゲーム・シーンを盛り上げるために創設された賞。
ゲームマーケット2015秋が初めての開催となるため、手探りな部分も多いようだ。
今回は候補作として35作品が選ばれたが、どれも過去一年で話題となった作品ばかりである。
※9 ISBNコード
世界共通で図書(書籍)を特定するための番号。
K曰く、これがないと書店に流通しないらしい。職業病である。
文責:ダニー・ルーシー(仮)
ラベル:ゲームマーケット



